ツヤツヤと輝く毛並みは健康の証。猫は自分で毛並みを整える習性があり、それをグルーミングと言います。自分の体をきれいになめている姿はあちこちで見かける光景です。ですが、その毛並みに輝きがなくなってしまう場合があります。それはどのような場合なのか、そして老化と毛並みの関係性についてみていきましょう。

 

グルーミング

 

老化してくると毛並みにどんな変化があるの?

 

シニア期に入ると、ツヤツヤと輝いていた毛並みに変化がみられるようになります。代表的な例はこのような症状が挙げられます。

  • パサつき
  • ボサボサ
  • 白髪
  • 体が汚れた感じ
  • 毛割れ

 

その原因とは

 

その原因のひとつが老化です。老化によって毛にツヤがなくなるのもひとつの原因ですが、毛づくろいをあまりしなくなるのも大きな理由です。猫の毛づくろいはグルーミングと言い、毛つやを整えきれいにするという本能によるものです。

 

猫が定期的に毛のかたまり、通称ヘアボールを吐きだしているのは、グルーミングの際に多くの毛を飲みこんでいるからです。グルーミングをたくさん行っているのは元気な証拠。ですが老猫になるとグルーミングをする機会が減少してきます。そのためこのような毛並みの変化が起こるのです。

 

老化以外の原因はあるのか

 

毛並みが悪くなる大きな原因は老化ですが、その他にもいくつか原因が挙げられます。

  • 内臓疾患
  • 口内疾患
  • 皮膚病
  • 食事が合っていない
  • ストレス

 

このように、老化以外が原因で毛並みが悪くなってしまうことも考えられます。なんらかの内臓疾患や、また口内炎などでグルーミングができない、皮膚炎を患い毛つやがなくなるなどが代表的な例。
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また食事が合ってない場合も。穀物が多いキャットフードを食べているとタンパク質、またオメガ3系成分が不足しがちになります。毛並みが悪くなる原因はなにか、愛猫の様子をしっかりと観察することも大切です。
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毛並み改善の対策法とは

 

毛並みにツヤを取り戻すため、まずは愛猫をしっかりと観察。病気のせいで毛並みが悪くなっているなら病院で医師の診断を受けることをおすすめします。また、老化が原因で毛並みが悪くなっているとしたら、自宅でもできる対策方法があります。

 

  • 穀物が少ないタンパク質が充実したキャットフードに変えてみる
  • グルーミングの代わりにしっかりとブラッシングしてあげる
  • リラックスできる空間を作る

 

まずはキャットフードを変えてみましょう。猫はもともと肉食の動物のため、タンパク質は欠かせません。老猫であれば老猫用のキャットフードに変えてあげてください。ですが、急に変えると食べなくなってしまう場合があるため、少しずつ慣らしながら移行していくことが大切です。

 

また、老化によってグルーミング不足になっている状況を改善してあげましょう。しっかりとブラッシング。特に、足を上げたり、少し無理な体勢にならないと舌の届かないような部分は特に念入りに。冬と夏は毛が生え変わる季節です。この季節は忘れずに行ってあげてください。

 

猫にとってリラックスできる空間は必要不可欠です。ゆっくりとくつろげ眠れる場所、そしてゆっくりと用を足せるトイレはしっかりと確保して。ストレスは毛並みを悪くする原因になります。

 

ブラッシングのやり方

 

ブラッシングされる猫

 

グルーミング代わりになるブラッシング方法はこのようになっています。

 

  1. 抜けそうな毛を取ってしまうラバーブラシ
  2. しっかりと抜毛を除去するスリッカーブラシ
  3. 毛を整えるつや出しブラシ

 

この順番でブラシを使い分けます。まずは頭から徐々にはじめて、体へと進みます。愛猫の毛の流れに沿って、優しく行ってください。特にスリッカーブラシで痛がる猫もいます。スリッカーブラシはハードではなく、ソフトタイプを使い、優しく皮膚を傷付けないように気を付けて。

 

まとめ

 

病気や老化、また食事やストレスなど、さまざまな原因で毛並みが悪くなってしまいます。病気であれば病院へ。老化であれば、食事の変化やブラッシングで愛猫のグルーミングをサポートしてあげてください。ブラッシングは1日2回ほどがベスト。シャンプーのし過ぎは体力の消耗を進行させてしまうので気を付けること。美しいツヤは健康のバロメーターです。
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