健康でツヤツヤとした歯を多く持っている人は、とても元気で長生きという印象があります。それはペットたちも同じ。年齢を重ねるとどうしても衰えてくる歯の健康を維持するためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

 

歯と寿命の関係性とは

 

あくびをしている猫

 

たかが歯の病気。歳をとれば誰でも歯に変化が現れて当然と思っていませんか?それは間違いです。歯の病気は、愛猫の健康に直接影響すると言っても過言ではりません。歯の健康を害する代表的なものが歯石です。毎日の生活を送っているうえて、歯の表面には歯垢が蓄積されていきます。きちんと毎日丁寧に歯磨きをしていればこの歯垢は落とすことが可能です。

 

しかし、きちんと落とし切れなかった歯垢は、唾液に含まれるミネラルと結び付き歯石へと変化します。歯垢が歯石へ変化するまでの期間や、約2日と言われています。歯垢はブラッシングで落とすことができましたが、歯石になるとブラッシングや歯磨きでは落とすことができません。こうして歯石は歯にとどまり続け、さらに硬く、そしてどんどん増殖していきます。

 

歯石は歯周病をはじめとする口内の病気の原因となる厄介な物質です。歯石に含まれる多くの細菌は、歯だけにとどまらず、体中に悪影響を及ぼしてしまいます。私たち人間の体も、歯周病が原因で動脈硬化やその他の重大な病気を引き起こすことがすでに分かっています。それと同じように、動物の病気も歯が原因で起こる危険性があるのです。

 

口内の病気は、痛みや違和感から食欲も減少してしまうことが多くあります。食欲が落ちると体力や免疫力も同時に低下してしまいますから、老猫にとっては気を付けなければならないことのひとつなのです。
?食欲が落ちてきた猫のケア方法をチェック

 

どのような変化が起こりやすいのか

 

  • 口臭がひどくなる
  • 歯がグラグラしている
  • 歯茎から出血する

 

このような変化が現れた場合、歯周病がずいぶんと進行している可能性がとても高いと言えます。歯周病は歯肉炎がかなり悪化してしまった状態のこと。食べ残しなどが原因と歯垢が放置され歯石に変わり、含まれる最近が歯、そして歯周ポケットなどに蓄積され、どんどん増殖してしまいます。それにより炎症を起こしているのです。

 

炎症は歯だけにどとまらず、歯の根元を支えている歯肉、そしてその周辺組織をも破壊してしまい、出血したり歯がグラグラしていると考えられます。グラグラしている歯が抜け落ちてしまう場合もあるため、早急の処置が必要になってきます。

 

健康な歯を維持するための対策とは

 

歯ブラシ

 

健康な歯を維持するために必要なことは、まずなにより毎日の歯磨きを徹底すること。1日1回忘れずに行ってあげることが必要です。猫用の歯ブラシがありますが、歯ブラシが苦手な猫は多く、大人しくしてくれません。そのため、医療用のガーゼなどを用意し、指に巻いて歯ブラシ変わりにすると上手くいきます。猫の歯はこのように分かれています。

  • 大きな牙が特徴の犬歯
  • 犬歯の間にある切歯
  • 奥にある臼歯

 

歯磨き方法
  1. 頭を後ろから持ち、歯をむき出しにする
  2. 前臼歯と後臼歯を磨く
  3. 犬歯と切歯を磨く
  4. 歯の裏側を磨く
  5. 取りきれなかった隙間を歯石取りでケアする

 

歯磨きの際、猫用の歯磨きペーストを使うと、歯磨きの効果がアップします。また、かつお節味など、猫が大好きな味に設定されているため、歯磨きに慣らすことも可能です。もちろん、体に悪影響のある成分は使用していないため安心です。

 

まとめ

 

健康な歯は、健康な体作りの一貫としてとても重要なことです。そのためには毎日の歯磨きがとても大切。小さいうちから猫用歯ブラシや、歯磨きに慣らしておくといいですね。歯磨きを嫌がる愛猫には、さまざまなグッズを活用しましょう。どうしてもできないという場合は、動物病院で歯石取りをお願いすることもできます。
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