小さかった愛猫も、年齢を重ね老猫となりました。命はいずれ消えるもの、永遠ではないからこそ尊いものなのです。いつか訪れる愛猫との別れは、愛猫が老猫であればあるほど身近なものであると考えられます。どのようにその最後を迎えるのか、どのように見送ってあげればいいのか、それが重要なテーマとなります。いつか来る別れのためにどのような心構えが必要なのでしょうか。

 

お墓参り

 

愛猫とのお別れはどのように迎えるのか

 

愛猫とはいずれ別れがきます。猫と比べると人間の方が寿命が長く、愛猫の方が先だってしまうのは当然のことです。私たち飼い主は残される立場になる確率が高いと言えますが、それは、飼い主にとっても愛猫にとってもいいことだと考えます。それは、愛猫の旅立ちにしっかりと寄り添い、できる限りのことをしてあげられるからです。

 

私たち人間の80歳は猫にとっての15歳。15年生きている愛猫は立派な長寿猫で、7歳頃からシニア期に入ると言われています。シニア期の愛猫と一緒に生活している人は、別れの時のことをしっかりと考えておく必要があるのです。別れの時を迎える時、そのシチュエーションは2つあると考えられます。

  • 病院での別れ
  • 自宅での別れ

 

病気を患い入院している愛猫、事故に合った場合などは病院で別れを迎えることが多く、老衰のため静かに自然死を迎える場合は、自宅で息を引き取ることが多くなります。

 

清め方と安置方法

 

愛猫が動物病院で亡くなった場合、または様態が変わり長く持ちそうにないと判断された場合などは、飼い主に連絡をもらえます。亡くなる瞬間に立ち会い見送ってあげることもできますし、またその後の遺体の処置やお清めは病院で行ってくれることがほとんどです。ですが、自宅で亡くなった場合は、その遺体をきれいにしてあげ、葬儀まで安置しておかなくてはならないため、その方法を知っておく必要があります。

 

清め方
  1. 目や口を閉じさせ毛並みを軽くブラッシングして整える
  2. 硬くしぼった布で、顔から全身、そして肛門などの下半身をふいてきれいにする
  3. 腹や背の部分にドライアイスを入れ、バスタオルで全身をくるむ

 

死後は体液などがにじみ出てしまうこともあります。汚れてもいいように、大き目のバスタオルを何枚か重ねておくといいでしょう。

 

安置方法
  1. 愛猫の体の大きさに合わせた段ボールや衣装ケースなどを用意する
  2. 一番下に新聞紙などを何枚か重ね敷く
  3. 遺体がいたまないようドライアイスを敷き詰める
  4. その上にくるんだ愛猫の遺体をおさめる
  5. 大好きだったおもちゃなどを一緒に入れてあげる

 

葬儀社に依頼すれば葬儀の準備をしてくれますが、それまでの間、遺体が腐敗してしまわないようにしなければいけません。最低でも24時間は維持できる量のドライアイスが必要になります。

 

埋葬方法とは

 

愛猫が亡くなり、その後は葬儀埋葬となります。方法は大きく分けて3つありますが、そのどれもメリットやデメリットがあります。それらの方法、そして違いを見ていきましょう。

 

自宅の庭に埋める

 

以前は、飼っていたペットが亡くなるとこの埋葬方法が一番多かったように感じます。現在も愛猫を身近に感じたい飼い主さんはこの方法を取っている人も多いようです。ただし公園などの公共施設に埋めるのは法律違反となっていますので注意してください。

 

  • 愛猫をいつも近くに感じることができる
  • 料金がかからない
  • 自宅にある程度の庭がないとできない
  • 野生動物に掘り返されるおそれがあるためかなり深く埋めなければいけない

 

自治体の火葬

 

自治体によっては、自治体の公共施設で火葬してくれるところもあります。ただし、自治体によってその方法や料金にも違いがあり、事前のチェックが必要です。

 

  • 住んでいる自治体によって違いがある
  • 場所によってはゴミとして処理される場合もある
  • 低料金であれば骨の返却がされないこともある
  • 値段はまちまちだが10000円〜20000円ほどかかる場合がある

 

ペット霊園

 

一番手厚く葬りたい人はペット霊園が人気です。火葬した後は人間と同じように、納骨堂におさめてくれ、いつでもお参りにいくことができます。

 

  • お墓や納骨堂にきちんとおさめてくれる
  • 値段も色々で、納骨堂では棚タイプや個別タイプなど好みによって選ぶことができる
  • 管理もしてくれるのであまり時間のない人でもOK
  • 個別火葬であれば数万円、また年間維持費だけでも20000円から200000円近くかかることもある

 

まとめ

 

愛しているペットとの別れは辛いものです。ですが、いづれ訪れる別れのために準備しておくことは老猫と暮らす飼い主の務めであることは間違いありません。死後の管理方法、どこに埋葬するかなど、事前に話し合っておく必要があります。
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