命を預かるうえでとても大切なことが健康の管理です。愛猫も年齢を重ね、さまざまな部分に不具合が出てきます。健康管理のためには予防接種・健康診断・去勢や避妊のタイミングを考えておかなくてはいけません。どのような方法があるのでしょうか。

 

診察中の猫

 

予防接種

 

予防接種は病原体を薄くしたワクチンを接種させ、あらかじめ抗体、バリア機能を作っておき、いざ病気にかかった場合、その症状が重くならないよう抵抗力を付け、被害を最小限に抑えようとする工程のことです。ワクチンにはさまざまな種類があり、効果を発揮する感染症もさまざまです。摂取時期、摂取年齢なども違いがあります。

 

ワクチンを接種するのに抵抗がある飼い主さんもいるとは思いますが、病気に感染してしまった場合、ワクチン摂取をせず症状が重くなってしまうリスクの方が高いと考えられています。犬の場合は義務として摂取しなければならないものがありますが、猫にはそのような義務化された予防接種はありません。そのため、飼い主さん自身の判断でうけさせることになります。担当獣医と話し合って決めるといいでしょう。

 

  • 猫の予防接種は義務ではなく任意
  • ワクチンは1種から7種まである
  • 日本で主に使用されているのは3種混合・4種混合・5種混合
  • 1年に1回の摂取が主流
  • 費用は約3500円〜7000円程度

 

3種混合ワクチン・・・猫ウィルス性鼻気管支炎、猫カリシウィルス感染症、猫汎白血球減少症

4種混合ワクチン・・・猫ウィルス性鼻気管支炎、猫カリシウィルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症

5種混合ワクチン・・・猫ウィルス性鼻気管支炎、猫カリシウィルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症

 

?老猫がかかりやすい病気とそのサインをチェック

 

健康診断

 

猫と一緒に生活をし始めたら、まずは病院で健康診断をしてあげましょう。健康診断は愛猫の健康をチェックする大切なツールです。健康診断は大きく分けて2つに分けられます。

基本健診・・・身体検査(体重測定、問診、聴診と触診)、血液検査、尿と便検査

精密検査・・・超音波検査、心電図検査、レントゲン検査、眼科検診、歯科検診

 

  • 若いうちは1年に1回でOKだが老猫になると半年に1回の検診が理想(7歳以降)
  • 老猫は基本健診だけでなく精密検査も受けると安心
  • 特に尿と便検査は重要
  • 費用は予約時に確認

 

健康診断にかかる費用は事前に確認することをおすすめしますが、これくらいの金額を用意しておくといいでしょう。

  • 基本検診・・・約5000円〜6000円
  • 超音波検査・・・約2000円〜5000円
  • 心電図検査・・・約2500円〜3000円
  • レントゲン検査・・・約5000円〜10000円
  • 眼科検診・・・約5000円
  • 歯科検診・・・約5000円〜10000円

 

去勢・避妊

 

去勢や避妊とは、子供を作ることができないようにする手術のことです。

  • 去勢手術・・・オス猫の精巣を摘出する手術
  • 避妊手術・・・メス猫の卵巣と子宮を摘出する手術

 

これらの手術を受けさせることに抵抗がある飼い主さんもいるのではないかと思いますが、予定外の妊娠を避けるためには必要なことであると考えます。またオス猫の発情期の行動を抑制したり、メス猫の病気を予防したりするメリットもあります。性格の面においても穏やかになり、ストレスを感じにくくなるとも言われています。

 

手術のタイミングは6ヶ月以上、1歳を迎える前までがベストだと言われています。1歳になると発情期の時期に差し掛かり、問題行動を起こしやすくなるからです。7歳以上の老猫になってからはあまり行いません。手術にはそれなりのリスクや体にかかる負担も少なからずあるためです。ですが、さまざまな病気を予防するために手術を受ける場合はあります。獣医と話し合って決めるといいでしょう。

 

手術費用は動物病院によってもさまざまですが、去勢手術で約15000円〜25000円。避妊手術で約20000円〜30000円程度かかると言われています。

 

まとめ

 

愛猫の健康を守るために、必要な予防接種や健康診断はきちんと受けましょう。老猫になると基本的な検診以外に精密検査もし、半年に1回の頻度が理想的です。去勢や避妊は愛猫の年齢と体調、そしてタイミングがとても大切。病気を防ぐこともできるため、獣医と話し合い決めるといいでしょう。
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